クレジットカードの種類でよく聞く「JSB」や「マスターカード」とはどういった物なのでしょうか。
今回は以下のような疑問を解消していく為に調べた事をまとめていきます。
- 「JSB」や「マスターカード」といった国際ブランドとは何か?
- 国際ブランドは何種類あるのか?
- クレジットカードを作るときに何を選ぶべきか?
- どんな時にどのカードが便利なのか?
それではまとめていきます。
クレジットカード初心者が書いている事であり、個人的な意見を含んでいますので、そのあたりご理解頂ければと思います。
クレジットカードの「国際ブランド」とは何なのか
国産ブランドを一言で説明すると、世界中どこの国でも使えるクレジットカードのブランドという事です。
VISAやマスターカードの名前がついたカードは、海外旅行に行っても使えるという事ですね。
クレジットカード初心者の身からすると、国際ブランド?海外旅行あんまり行かないし、自分はあまり意識する必要ないかな?という感想です。
実際自分もいくつかクレジットカードを持っていますが、国際ブランドの種類を意識した事は今までありません。
主な利用範囲が国内であるなら、VISAってなんだろう?どのブランドが良いだろう?というのはあまり考えなくても良いと思います。
この後書きますが、ブランドごとに利用者数や加盟店の数が違うので、シェアの大きいブランドから選んでいくのが無難ではあると思います。
国際ブランドの種類は何があるのか
国際ブランドとして挙げられるのは、7種類になります。
VISA
VISAはクレジットカードの国際ブランドとしてはシェアNo1とされています。
つまりは世界中で使えるお店が最も多いという事です。
ただし、各国際ブランドの加盟店の総数は公式サイトでも掲載していないのでよく分かりません。
会員数を増やすことに成功しているため、加盟店も増えやすく、さらに会員数を増やすという勝ちパターンに入っているクレジットカードの国際ブランドです。
機能的には他の国際ブランドとさほど差は無さそうなので、VISAじゃないと何か損をするという事はあまりないと思います。
↓VISAのブランドサイト。日本版。
Visa Japan | Personal | Business | Merchants | Travel | About Visa
MasterCard(マスターカード)
マスターカードはVISAに次いでシェアNo2とされています。
使える店舗もVISAとさほど変わり無いようです。
オプションとして受けることが出来る様々なサービスがあり、VISAをはじめとした他のカードブランドとの差別化を図っているようです。
↓マスターカードのブランドサイト。日本版。
Mastercard.com Japan | Mastercard® クレジットカード | Mastercard®
JCB
日本が拠点となって発行している唯一のクレジットカードの国際ブランドです。
こちらは公式サイトに会員数等が分かりやすく掲載されていました。
会員数 … 9,500万人
取扱店契約数 … 3,100万人
JCBカード発行国・地域 … 21の国と地域
シェアとしてはVISA、マスターカードには劣るようですが、他の国際ブランドカードと相互に提携する戦略を取る事で利用シーンの拡大を図っているようです。
心情的な話ですが、日本発のブランドという事で応援したくなりますね。
↓JCBポータルサイト
↓カードサイト
AmericanExpress(アメックス)
年会費がかかる代わりに充実したサービスを受けられる事が特徴の国際ブランドです。
この為、富裕層向けの持っている事が自慢になるステータスカードというイメージが強いようです。
運送業やホテル業に源流がある為か、旅行関連や空港で受けられるサービスが多くなっています。
リーマンショック以降の業績悪化に伴い、一部サービスが終了するといった事も起きています。
近年(2016時年現在)では富裕層意外の取り込みにも力を入れていて、提携店舗の拡大を進めています。
↓公式サイト。
Diners Club(ダイナースクラブ)
アメックスと同様、富裕層向けのステータスカードの国際ブランドです。
クレジットカードを発行する為の審査基準も厳しい為に国際的なシェアは低いですが、代わりに圧倒的に充実したサービスを受ける事ができるカードです。
ちなみに年収500万円以上無いと発行できないそうです。
人気レストランの予約を24時間受け付けていたり、コース料理が無料になるといった、飲食店向けのサービスに力をいれているようです。
↓公式サイト
銀聯(ぎんれん)/UnionPay
中国の金融企業である銀聯ネットワークが発行する国際ブランドです。
英語表記ではUnionPayとなっています。
2002年に中国で誕生したブランドですが、誕生以降加盟店を増やし続け、現在では他の国際ブランドと同様に世界中で利用可能になってきています。
中国では利用できる店舗が多い為、中国によく行かれる方は作っておくと便利なカードです。
↓公式サイト
Welcome to UnionPay, the Global Leading Bankcard Association
Discover(ディスカバー)
クレジットカードの国際ブランドとしては比較的新しく、2005年から国際ブランドとなっています。
日本でのカード発行は行われていない為、まだ見た事も聞いた事も無いという方が多いと思います。私も見たことありません。
日本初の国際ブランドであるJCBとも相互に提携しているので、JCBカードが使えるお店ならディスカバーカードも利用できるようになっています。
日本では発行していない事もあり、海外から日本にやってきた人にとっては便利なカードと言えると思います。
↓公式サイト(英語)
Apply for Credit Cards- Offers and Credit Card Applications | Discover
クレジットカードの国際ブランドを選ぶ基準は?
クレジットカードの国際ブランド7種について簡単に調べてみて分かった事を元に、ブランドを選ぶ基準をまとめてみます。
- より多くの国でお買い物する時に利用したい → VISA、マスターカード
- 日本人に特化したサービスを受けたい → JCB
- ステータス性の高いカードで優待を受けたい → アメックス、ダイナースクラブ
- 中国で便利にお買い物したい → 銀聯
- 日本に来る外国人として、日本で便利にお買い物したい → ディスカバー
まずはこれだけで国際ブランドを1つか2つにまで絞り込むことができます。
より多くの人に当てはまるのは「とりあえずVISAかマスターカードを作っておく」という事になると思います。
幅広く利用できますし、年会費無料のカードであれば持っているだけで損は無いですからね。
VISAやマスターカードの年会費無料会員では受けられないサービスを求めるならばアメックスやダイナースクラブのカードを検討し、中国に行くなら銀聯カードも作っておこう…と考えていくのがよさそうです。
こうなってくるとJCBを作る理由があんまり無くなってきてしまうのが悲しいですが、もう少し詳しく調査すれば何か見えてくるかもしれません。
現状、ディスカバーカードは日本国内で発行できないので、そんなのあるんだなーぐらいに思っておけば良いですね。海外の知り合いがいたら教えてあげるぐらいは出来るかもしれませんが、その国の人のほうが詳しそうですよね。
最後に
クレジットカードの国際ブランドについて、なんとなく大きな分類は分かってきました。
各ブランドごとに様々な独自のサービスが提供されているので、次はブランド1つ1つを掘り下げて調べていこうと思います。
また、このブログ記事には書きませんでしたがクレジットカードの生まれた背景などの歴史も個人的には面白いと思う部分がありました。
カードを利用する上では意識する必要のない知識ですが、歴史を見る一つの切り口としてお金の話も面白いですね。
何か人生に活かせる学びもあるかもしれないので、そういった面でも掘り下げてみても面白いかもしれません。
今回は以上です。
またよろしくお願いいたします。